Monthly Archives: 1月 2010

ブクログまとめ

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harukiyaさんの本棚
2010年01月
アイテム数:12
フラット化する世界 [増補改訂版] (下)
トーマス フリードマン
01月05日{book[’rank’]


グリーン革命(上)
トーマス・フリードマン
01月12日{book[’rank’]


グリーン革命(下)
トーマス・フリードマン
01月17日{book[’rank’]



失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
01月29日{book[’rank’]


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「死の医学」への日記

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「死の医学」への日記

死ぬ場所といえば病院が当たり前になったのは、ここ数十年のこと。

それだけに、死が生活と切り離されてしまう。

ある婦人の在宅ケアの例。

辛そうに闘病している婦人の子どもが、足許までしか近寄らない。それを見た婦人の母、つまり子どもたちの祖母が、「お母さんはこうして病気と闘っているのだ」と教える。こうして、子どもたちは生老病死を学んでいくのだ、という話が印象的だった。

もう一つ印象的だったのは、教育・研究が目的の大学病院との対比で描かれる、東京衛生病院。

キリスト教系の病院なのだが、重篤な患者の病室で跪いて祈る看護婦が見られたり、実習に来た看護学生達が、苦痛のために意識障害まで起こす患者にショックを受け、夜に再来して一人ずつ患者の手をとり祈りをつぶやく。その心。なんという心。

1/24読了

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俺は、中小企業のオヤジ

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俺は、中小企業のおやじ

ムチャクチャだったけど、面白かった。

物品搬入口が狭かったので、上司に相談せず勝手に木を伐採して整地して広くしたとか、ハンガリー当局から難癖つけられたとき、無断で役所に乗り込んで、赤じゅうたんに油まみれの部品を並べて直談判したとか、武勇伝の他に、言うことがムチャクチャで面白い。

「出来ない理由を言うな」

「議論するといつまで経っても決まらない。ワンマンがいい。ただ情報は集まるようにしておくこと」

「ボトムアップはコストアップ。ボトムダウンはコストダウン。」

「インドに進出したのは先見の明があったわけではない。どこの国でもいいから一位になりたかったので、まだ誰も行ってない国を選んだだけ。」

「小少短美がモットー」

「償却は早めにする。変えるつもりはない。」

「規則を作ると、自分の頭で考えず盲目的に従う人間が出てくる。こういうのが一番頭に来る。」

洗練されたCEOというより、まさに本人が言うとおりの、中小企業のオヤジだと思った。

1/21読了

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強い者は生き残れない環境から考える新しい進化論

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新潮選書強い者は生き残れない環境から考える新しい進化論

全体的に、説明が足らない気がした。

こういう話を一般的にわかりやすく書くのは「生物と無生物のあいだ」の人が上手だと思った。

進化論のうち、環境が生物を選ぶという、環境説の話。

産業革命後のイギリスが、煤煙で木の幹が真っ黒になると、もともと白っぽい蛾がかなりの短期間で黒く変化したように、進化というのは思ったよりも早く進行する。また、このように、環境の変化が生き残る生物を選びとる。

で、変化というのは、いつ何時訪れるか分からないので、下手に最適化してしまうと次の変化を生き残れない。

だから、ある環境で最も強いものが生き残るのではなく、そこそこ適応しているレベルの方が有利。

また、環境になるべく依存しない仕組みをもつものが有利。

面白かったのが次の2点。

安定期であっても、遺伝子は常に変化していること(中立説)。種として次の変化に対応できるようバリエーションを増やしているんだと。

過去に大絶滅は5回起こっているが、実は今が6回目の大絶滅期。つまり人間のせいで種の数が激減しているということ。

1/18読了

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ザ・ギバー

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ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション)

面白…くはないけど、とても気にかかる作品だった。

一見、高度に管理されている世界が、次第に不気味さを増して行くストーリー展開がよかった。最後が気になって、一気に読んでしまった。

また、劇中のいろんな点が、例えばどのようにしてこのような世界になったのか、記憶を渡せるのか、といった点はまったく説明されていなくて、ラスト近くの、幼児との息詰まる逃避行と暗喩的なラストとともに、とても想像力をかき立てられる。

3部作らしいが、残りの2部、3部は邦訳されてないとか。

1/13開始、同日読了

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グリーン革命

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グリーン革命(上)

前作ほど面白くなかった。

ただ、2点ほど面白いなと思ったことがあった。

一点目。石油を買い続けることが、産油国のオープン化を抑制するということ。

もうひとつは、エネルギー貧困、つまり電力の安定した供給がないために、フラット化した世界へ接続できず、機会を生かせない貧困があるということ。

1/8~1/11

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生命保険のカラクリ

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生命保険のカラクリ (文春新書)

保険のことなんてさっぱり分からなかったので、とてもためになった。

以下、メモ

保険は、保障の性質を持つものと、貯蓄の性質を持つものに分かれる。

保障は万が一に備えるもの。貯蓄は発生の確率が高い、将来の出費に備えるもの

 

保険商品は以下の三種類に分かれる。

 死亡保障(遺族保障)

 医療保障

 生存保障(貯蓄)

 死亡保障は、本人が死亡したときに保障が受けられる、生命保険の基本。

 医療保障は、病気やケガをしたときのもの。ただし公的保障でもかなりのエリアがカバーされる。

 生存保障は、将来の出費や、老後に備えるもの。貯蓄と考えれば、なにも保険でまかなう必要はない。現在の金利を考えると、長期間低利率で固定されてしまううえに、保険手数料が馬鹿にならないし、途中解約にペナルティがある。

 

 医療保障にはそれほどメリットはなく、また金利の低い現時点で生存保障にメリットは少ない。

 医療保障、死亡保障に生存保障(貯蓄性)を含めているものは要注意。

 とすれば、現時点では掛け捨ての死亡保障がよさそう。

完全生命表:厚生省が発表する年代ごと死亡率の一覧

標準生命表:アクチュアリー(http://www.actuaries.jp/index.html)が作成するもの。保険会社が積み立てておく準備金の算出に使用される。

生命保険会社は、死亡リスクを高めに見積もっている。

 

保険料は、割引を行ってはならない決まり(保険業法第300条)。リスクに応じた保険料を払うことになるので、「病気にならなかったら15万円ボーナス」などという宣伝文句を信用してはいけない。

 

保険料には、保険会社の運営手数料(付加保険料)が含まれている。

たいていの保険会社は付加保険料を開示していない。

手数料がいくらか分からないのに、貯蓄性のある商品を買うのは抵抗がある。

生命保険会社の利益

 死差益: 見込んでいた死亡リスクとの差分。これが多いと死亡リスクを高く見積もりすぎ

 利差益: 見込んでいた資産運用利回りの差分。低金利の今では真っ赤。

 費差益: 見込んでいたオペレーションコストの差分。

1/10~1/12

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ドリーム・ギバー

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ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち (ハートウォームブックス)

同じ作者の「ザ・ギバー 記憶を伝えるもの」と間違えて図書館で借りた。

でもまあ面白かった。

悲しい母子、さみしい老婆が、ドリーム・ギバー(夢を与える者)たちのおかげで元気になる話。

1/7開始、同日読了

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もの食うひとびと

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もの食う人びと (角川文庫)

世界食い倒れ紀行かと思ったら全然違った。

不条理なことがたくさんあるけど、皆ものを食う同じ人間。

解説も含めてとても面白かった。

1/6開始~1/7読了

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フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

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フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

こういうのが面白かった。

HPが必死に87あったサプライチェーンを5つに減らしたのだが、見学者にどうやったらそんな事が出来たんだと度々聞かれてその有用性に気づき、そのノウハウを商品にした話

やっぱりHPが、インドの貧しい地域へ行き、一緒になって議論して、カメラ、プリンタを貸与して現地の女性が写真屋を始めたらこれが大当たり。利益は折半でいわゆる「win-win」になった話

世界がフラットになったことで、人々が自分の偏見にあった情報を容易に取得しやすくなった話

1/5読了

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