Monthly Archives: 10月 2008
ハードウェアの情報を読み出すdmidecode
SMBIOSからハードウェアの情報を読み出してくれるコマンドdmidecode(http://www.nongnu.org/dmidecode/)。なぜかLinux方面で有名だが、FreeBSDのports(ports/sysutils/dmidecode)にもある。
アウトプットはこんな感じ。
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Handle 0x0001, DMI type 1, 25 bytes System Information Manufacturer: Sony Corporation Product Name: PCG-N505A_BP(J) Version: 01 Serial Number: XXXXXX-XXXXXX UUID: Not Settable Wake-up Type: Unknown <snip> Handle 0x0004, DMI type 4, 32 bytes Processor Information Socket Designation: MMO Con1 Type: Central Processor Family: Celeron Manufacturer: GenuineIntel <snip> Version: Celeron(TM) Voltage: 2.9 V External Clock: Unknown Max Speed: 300 MHz Current Speed: 366 MHz Status: Populated, Enabled Upgrade: ZIF Socket L1 Cache Handle: No L1 Cache L2 Cache Handle: 0x000A L3 Cache Handle: No L3 Cache |
べんり!
そのほか、dmidecodeには、IBM、COMPAQそれぞれのマシンに特有の情報を読み出してくれるownership, vpddecodeというコマンドも付属する。まあ、片方は買収され、片方はPC部門を売り払ってしまったわけだが。
チームバチスタの栄光
売れてるらしいのでチームバチスタの栄光を中古で買って読んだ。
薄かったので速攻で読み終わった。
ある天才医師が破竹の勢いでバチスタ手術の成功例を積み上げていくのだが、突然に失敗が続く。そこで主人公が調査を命じられるという話。
この話の面白ポイントとしては、著者の医療面における専門的な知識と、主人公のちょっと変わったパートナーが変わった手法で調査を行うところ。
前者についてはそこそこ楽しめたが、後者のパートナーについては、やりすぎだと思う。
あと文面から漂うお寒いハードボイルド臭が恥ずかしくて仕方がなかった。
大仏破壊
守り人シリーズ
NHKの再放送で精霊の守り人を見た。
いろんな設定がしっかりしているのに、それがまったく生かされていないように感じた。
加えて、最初の導入はすごくよかったのに、中だるみしまくってメインの話が全然進まず、しょーもない小話ばかりが続き、さあ終盤だと思ったら、大して盛り上がりもせずに終わってしまった。
なんだこの消化不良…。
そして先日、図書館で原作を見かけた。児童書コーナーで。
児童書だったのか…。
でもまあ、アニメ版に収まりの悪さを感じていたので、どんなものかと読んでみた。
すっごく面白いじゃないか。
アニメ版の終盤で訳がわからなかった部分も、原作ではしっかりと触れられている。そういうところはざっくり省略しているくせに、他方では原作にない小話で何話も消費していて、何がしたいのかさっぱり分からない。
さておき、原作を読んで溜飲を下げた俺は、外伝も含め一気に読み進めて、いまは最終巻を読んでいるところ。
いろんな国々の人間の生活やら神話やら、そういった設定がしっかりしているのは、作者に文化人類学の背景があるせいだろうか。
それから、チャグムの前にどぎついまでに示される、為政者の冷酷さというのも面白いと思った。児童書だとか、そんなのは関係ねえと言わんばかりの姿勢には、ちょっと驚く。
ともあれ、最終巻を迎えて、ついにヨゴ皇国が戦場になる。
登場人物たちがどのような結末を迎えるのか、すごく楽しみ。
syslogdのポートListenをやめさせる方法
syslogdはデフォルト設定だと514ポートで待ち受けを行う。
rc.confに以下の行を追加すれば、これをやめさせることができる。
1 2 3 |
syslogd_flags="-ss" |
デフォルト設定だとこのように514をListen
$ sockstat|grep syslogd
root syslogd 10197 4 dgram /var/run/log
root syslogd 10197 5 dgram /var/run/logpriv
root syslogd 10197 6 udp6 *:514 *:*
root syslogd 10197 7 udp4 *:514 *:*
rc.confを先述の通り修正して、syslogdを再起動。
$ sudo /etc/rc.d/syslogd restart
Stopping syslogd.
Starting syslogd.
$
こんな感じ。
$ sockstat|grep syslogd
root syslogd 10222 4 dgram /var/run/log
root syslogd 10222 5 dgram /var/run/logpriv
$
Ubuntuアップデート時のGRUB設定初期化を防ぐ方法
FreeBSD-mlからの抜き書き。
Ubuntuでは、大きなアップデートの都度GRUBの設定がデフォルトに戻されるが、これを防止する方法。
/etc/kerne-img.confの以下の2行をコメントアウトする。
postinst_hook = /usr/sbin/update-grub
postrm_hook = /usr/sbin/update-grub
同一HDD内にFreeBSDを入れるなどして、GRUBの設定を変更している場合に有効。