ロマン・ロランのジャン・クリストフは、いろんな障害、困難と泥仕合のような格闘を繰り広げる音楽家の一生を書いた小説。とにかく暑苦しい話だ。
で、物語のラスト近く、老年期に入った彼は、ある女性と十数年ぶりに再会する。
そこで互いの顔に刻まれた跡を見て、「ああ、あなたは、大変に苦しまれたのですね!」と言う。
もし俺も、将来に同じようなことを言ったり言われたり出来るのであれば、どんなに辛いことも耐えられるだろうなと思った。
Nobwak's memo
ロマン・ロランのジャン・クリストフは、いろんな障害、困難と泥仕合のような格闘を繰り広げる音楽家の一生を書いた小説。とにかく暑苦しい話だ。
で、物語のラスト近く、老年期に入った彼は、ある女性と十数年ぶりに再会する。
そこで互いの顔に刻まれた跡を見て、「ああ、あなたは、大変に苦しまれたのですね!」と言う。
もし俺も、将来に同じようなことを言ったり言われたり出来るのであれば、どんなに辛いことも耐えられるだろうなと思った。
ZABBIXとはフリーの統合監視ソフト。
Webインタフェースで楽に設定できて、綺麗な表示が得られるのが特徴。
今回、Ubuntuの入ったマシンにZABBIXをインストールしようと思ったのだが、2007/9現在、ZABBIXは1.4.2が最新版であるのに対し、7.04(Feisty)で手に入るパッケージのバージョンは1.1。
どうせなら新しいのを入れたい。
調べたところ7.10(Gutsy)であれば1.4.1のパッケージがあるようだ。
もちろんソースからコンパイルしても良いのだが、自前インストールしたZABBIXがパッケージ管理しているソフトウェアに依存していると後々面倒なので、思い切って7.10にアップグレードした。
で、インストール。
バックエンドのデータベースにはMySQLを使用するので、下記二つのパッケージをインストールした。
zabbix-frontend-php – software for monitoring of your servers — php frontend
zabbix-server-mysql – software for monitoring of your networks — server
インストールに伴う設定手順などはThinkIT 第1回:ZABBIXをインストールが参考になる。
が、こういった記事は日が経つに従い、対象としているソフトの最新版との違いが発生してくるので、オフィシャルサイトやソフト自体に付属してくるドキュメントも確認しないと色々と問題が起こったりする。
実際、上記の記事では誤記も多かったので、オフィシャルサイトのマニュアルと見比べつつ設定をした。
特に大きな違いがあるのはWindowsにagentデーモンをサービスとして登録する方法。
記事中では単に「install」を追加すると書いてあるが、オフィシャルマニュアルでは「–install」となっており、実際に後者でないと認識されない。
v1.4ではzabbix_agentd.exe -c “設定ファイル” –installとする。
ちなみにWindows上でzabbix_agentd.exeに-hオプションを与えて実行した出力は下記の通り。
その他のオプションが表示される。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
C:\Program Files\zabbix>zabbix_agentd.exe -h ZABBIX Agent Win32 (service) v1.4.2 (20 August 2007) usage: zabbix_agentd.exe [-Vhp] [-idsx] [-c <file>] [-t <metric>] Options: -c --config <file> Specify configuration file -h --help give this help -V --version display version number -p --print print supported metrics and exit -t --test <metric> test specified metric and exit Functions: -i --install install ZABIX agent as service -d --uninstall uninstall ZABIX agent from service -s --start start ZABIX agent service -x --stop stop ZABIX agent service C:\Program Files\zabbix> |
その他にちょっとつまづいたのは、php.iniの修正。
webインタフェースを初めて実行すると設定が始まり、場合によってphp.iniの修正を求められる。
俺がphp.iniを変更したのは下記の2行
max_execution_time = 300 (30だったのを300に修正)
date.timezone = Asia/Tokyo (追加)
php.iniを修正したらapacheの再起動を忘れずに。
コンポーネントを説明したhttp://www.ubuntu.com/community/ubuntustory/componentsの適当訳
デフォルトでインストールされるソフトウェア。
一部のファームウェアやフォントを除きオープンソースソフトウェアである。
原則として開発者、コミュニティ、ユーザの精査を経て追加されており、セキュリティ上の問題やバグが発生した場合にもUbuntuチームによりサポートされる。
一般的に使用されるソフトウェアだが、ライセンス上、使用に制限のあるソフトウェア。
一番分かりやすい例ではバイナリで配布されるデバイスドライバなど。
何か問題が発生してもUbuntuチーム自身が対応することが出来ないが、開発元への報告は行われる。
いろんなソフトウェア(だんだん面倒くさくなってきた)。
mainコンポーネント上で問題なく動く数々のオープンソースソフトウェアが含まれるが、Ubuntuチームによるセキュリティやテクニカルサポートの保証はない。
ただ、セキュリティアップデートはコミュニティを通じて提供される。
フリーではないソフトウェアが含まれる。
したがって自分自身で各ソフトウェアのライセンスを確認して自己責任で使うこと。
Ubuntuを7.04にアップグレードしたばかりだが、ある事情により7.10に続けてアップグレードしたその顛末。
とは言っても、先日の手順での”Feisty”をそのまま”Gutsy”に変更して実施しただけ。
後述の問題を除きスムーズに終了した。
その問題とは、正式版リリース前でリポジトリが頻繁に更新されているせいなのか、チェックサム不整合でapt-get updateが正常に終了しなかったこと。
そもそもsources.listを十分に理解していかなかったので途方に暮れたのだが、Ubuntu公式をうろついて、なんとなくミラーサイト一覧からオリジナルサーバとの差が小さいものを選んでsources.listを書き換えたら動いた。
そのとき、たまたま見つけたページでコンポーネントの意味も分かったので良かった。
こういうとき、公式サイトのドキュメントがしっかりしていると助かる。
そんなわけでまとめてみた。
6.10のときにインストールしたApache2+SSLだが、7.04にアップグレードしたとたん、下記のメッセージが表示されてSSLが動作しない。
mixing * ports and non-* ports with a NameVirtualHost address is not supported
sites-enabled内の000-defaultで下記の記載がある。
NameVirtualHost *
<VirtualHost *>
したがって、000-defaultのVirtualHost *は*:*、つまりportが*と判断され、すべてのportに適用されるため、mod-enable内のssl設定ファイルの下記記載と齟齬を来していた。
<VirtualHost _default_:443>
なので、000-defaultを下記のように修正してOK。
NameVirtualHost *:80
<VirtualHost *:80>
000-defaultを変更したくないのであれば、ssl設定ファイルのホスト名を、下記のようにIPアドレスにしてもOK
<VirtualHost 192.168.1.1:443>
俺メモ。
Ubuntu 6.10から7.04へマニュアルアップグレードしたので、その時のメモ。
といっても、Ubuntu公式サイトに書いてある通り進めるだけ。
念のため、基本的なパッケージがインストールされていることを確認。
sudo apt-get install ubuntu-minimal ubuntu-standard
sudo apt-get install xubuntu-desktop
最新の状態にアップグレードされていることを確認
sudo apt-get update && sudo apt-get
sources.listを修正
sudo sed -e ‘s/\sedgy/ feisty/g’ -i /etc/apt/sources.list
apache2+php5をインストールしている場合には、apache2を動作させた状態でアップグレードをすること、とサイトには書いてある。(冒頭に書いておけよ、と思った)
深呼吸してから実際のアップグレードを始める。
sudo apt-get updateとしてから、sudo apt-get dist-upgradeを「何もアップグレードするものが無くなるまで」繰り返す。
たいていは何かのアップグレードに失敗するし、場合によってapt-get -f installをしろと指示されるので、その通りに実行してまたdist-upgrade。
念には念を入れ、下記コマンドを実行。
sudo apt-get update && sudo apt-get dist-upgrade
sudo apt-get -f install
sudo dpkg –configure -a
最後にサイトの注意書きを確認する。
・/etc/groupのadminグループに自分のユーザ名が入っていること。
・pango-libthaiがインストールされていないこと。
オッケーならリブートして終了。
問題なく動作するはずだが、俺の場合、Apache2+SSLが動かなくなった。
後述の問題を解決して、最後にsudo apt-get autoremoveして終了。
結局のところ、Ubuntuをアップグレードしたから、というよりは、apache2のバージョンアップで、設定ファイルのルールが変更されたため、エラーとなったようだ。