古今集とIsolated showerとUPS

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相変わらず暑いけど、夜になれば虫の音が目立つようになってきた。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という古今集の歌を思い出す。

これこそ日本。

俺が2年と半ほど住んでいたカリフォルニアのとある地域では、季節は雨季と乾季の二種類しかなかった。

3~4月頃からずーっと晴れ。晴れ。天気予報見る必要なし。

で、11月頃から雨季に入るが、雨季と言っても日本の梅雨のようにダラダラ降るわけではなく、思い出したようにパラパラと降る。それも日本のように広範囲で同じように降るのではなく、とても局地的。ある場所では大粒だけど、ちょっと行くと霧雨、さらに進むと普通に晴れてたりする。

天気予報ではこれを”Isolated shower”などと表現したりするが、まさにisolated(孤立した)という表現がぴったり。

だから雨が降ったとしても、空の様子は日本のどこまでも薄暗い雨空とは違い、雲の濃淡があったり、遥か先には日が射し込んでいたりと表情豊かで見ていて飽きない。

それでも年に2,3回は”Storm”がやってきて、とは言っても台風を経験してれば大したことはないのだけど、まあまとまった雨が降る。まとまった雨が降ると平気で停電する。呆気ないくらい。信号とかも死亡。

そういうときは、お巡りさんが一時停止の看板をそういった交差点に置いていく。皆慣れたもので、きっちり一時停止して互い違いに交差点を通過していく。まったく混乱は見られない。つまりチャメシゴトなんである。

雨で停電するのはチャメシゴトなのに、なぜ手を打たないかというと、抜本的な対策するより、その場その場で対症療法的に対応したほうが安いからだそうだ。

その是非は置くとして、俺のような技術者貧民街の住人は、停電となるとそりゃもう胃が痛くなる。

赴任して最初の雨季でかなり痛い目に遭って、それから相当量の稼働とお金を割いてガッチリ停電対策をした。

特にUPS。日本にいたとき、俺の中ではどっちかっていうと保険的な意味合いもあったけれど(いやもちろん大事なのは分かってましたよ)、あちらで日常必須品レベルにまで昇格しました。

UPS最高。でもバッテリーは軽くしてください。

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