Monthly Archives: 8月 2005

チップとオハヨー乳業と夢の携帯電話

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横浜のあるレストランに行った。

そこはテーブルクロスが紙で、テーブルの上にはクレヨン。

案の定、ウェイトレスが自分の名前をクロスに書いた。

そこで思ったのは、「このレストランはチップがいるのだろうか」ということ。

というのも、テーブルクロスに名前を書くのは、ウェイター/ウェイトレスが客に自分を印象づける手として使っているのを、チップ制のレストランで何度か見たことがあるから。

チップ制レストランでは、ウェイターごとに扱うテーブルが決まっており、そこに座った客には、担当のウェイターが最後まで面倒を見る。

ニンジン嫌いだから入れるなとかワガママを聞いてやりつつ注文を取り、料理を持ってきて、客が食事を始めてしばらくしたら再び顔を出し、”Everything is OK?”と聞くなりして気を遣ってるアピールをし、食後のデザートを勧めたりとか、残った料理を持って帰りたい客には箱を用意する。そういうサービスをしつつチップを得る。

チップの是非はともかくとして、チップ制サービスのキモは個別対応だと思う。

チップは「その」お客さんへのサービス対価を、直接ウェイターが受け取れるようにするもの。それによって客の千差万別にわたるワガママに対応できるようにさせているんであろう。

で、皆さんは、あるサービスの中に、自分のストライクゾーンがないことはありませんか。

俺の場合、オハヨー乳業の製品が、コンビニから凄い勢いで消えるのが不満である。オハヨー乳業株式会社は、たいてい誰も知らんから説明すると、ヨーグルトとかプリンとか、乳製品かつ菓子系食品を製造していて、俺はここの味が好きなのだが、人気がないせいか数ヶ月もしないうちに店頭から消える。

さらには、あんなにある携帯端末の中で、気に入るものが一機種もないのが不満。ていうかそもそも折りたたみが嫌いなので、その時点で98%ぐらいの機種が候補から外れてしまうのだった。

今はしょうがなく買った携帯端末を、鬱憤を感じつつ使ってます。

最近の携帯端末はツーカーSとかDOLCEとか、盛んに層を絞った商品作りをしていると言うけれども、一機種あたりおよそ数億の開発費がかかり、その上でメーカから通信業者が一台一台端末を買い取り、さらに販売代理店に手数料を払うような、莫大なお金が動くシステムで、どこまで尖った端末を出せるのだろうか、と思う。

一方で、中国、韓国から端末を調達するニュースも見かけるが、それはそれで各通信事業者特有のシステムにどこまで対応しているかも分からない。

ドコモの立川前社長が、「ユーザが好きな端末を買って、好きなOS、ソフトを入れて使えるような、そういう携帯電話が夢だ。」と言っていた。俺もこういうチップ制レストランのような携帯電話が欲しいです。

で、冒頭のレストランにチップは必要なく、単にチップ制レストラン「ぽい」雰囲気を出してるだけでした。

Fedora Coreと格闘中

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業務上の必要性からLinuxを勉強しています。

BSD系、Solarisなら勝手が分かるものの、Linuxはまったく知らないので大変です。

今日の日記はただの愚痴です。

ディストリビューションはRed Hat系のFedora Core 4(FC4)を選択しました。

デフォルトのインストールでWMが選択され、しかもそれが重いGNOMEとかKDEなんてディストリは嫌なのですが、寄らば大樹の陰と嫌々ながらも選んだのでした。ネット上の情報量も多いですし。本当ならGentoo辺りに同類の香りを感じるのですが、この際仕方ないでしょう。

さて早速インストールを試みると、驚いたことに最新版の4は起動用のフロッピーイメージがなくCDかDVDのみ。CD-ROMドライブの無いノートに入れるつもりだったので難儀しました。何とかインストールも完了し、鬼門のX設定も完了、GNOMEをfluxboxに変更したところで、apacheを設定してみました。

…動かない。apacheそのものや、トップページは動くんだけど、そこに作成したディレクトリ配下、ユーザのpublic_html配下が見えない。

調べてみると、FC4ではデフォルトで動作するSELinux(Security-Enhanced Linux)モジュールのせい。要するに今までにUNIX系OSにはないセキュリティメカニズムが実装されていたためでした。

Linuxは良く言えば進取の気性に富んでおり、悪く言えば節操がない。

新しい技術を取り込むのにためらいがない。これは俺のUNIX系人生がBSDから始まったからこそ余計にそう思えるんでしょう。

とにかく、新しい仕組みが沢山入ってて、分からないことだらけだ。BSDからSolarisに移ったときより辛い。なまじ他のUNIX系OSに関する知識があるので、思わぬところで足を取られる。

そして、ふとローカルホストにsshを試みたら普通にログインが出来てしまうではないか。しかも鍵認証じゃなくパスワード認証で。

sshd動いているんならリモートから、と思ったら繋がらない。なんか別のアクセス制御がかかっているようだ。

インストール直後の時点でsshd他サービスが起動していて(しているように見える)、だけどリモートからはアクセス制限が有効になっているせいで接続できない。このアンバランスさが不思議。

慣れるには時間がかかりそうだ。

Ice latte, but no ice pleaseとスターバックス貯金

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外で冷たい飲み物を頼むと、オレンジジュースだろうがコーラだろうがコーヒーだろうが、たいていは氷が入っている。

実は俺はそれが大嫌い。なぜって放っておくと水っぽくなってしまうから。それを避けるには氷が溶け出す前に飲みきらなければならないが、飲み物くらい自分のペースで飲ませて欲しいのである。皆さんいかがですか。水っぽくなっても平気ですか。

そんなわけでスターバックスでアイスラテを頼むときも当然氷抜き。

日本語だと「氷を入れるな」で済むけど、英語で頼むとIce latte, but no ice pleaseとなる。すると結構な確率で店員がハァ?という顔をして固まるか、え?なんでなんで?と聞いてくる。

そのたびに、面倒くさいなあと思いながらも説明するのだ。

ある日、赤毛でソバカスなコムスメ店員がやっぱりフリーズして、またかと思いつつ同じように説明したところ、こっちを1~2秒見つめた後、”You, are, weird.(あんたおかしいわよ)”と一語一語区切りつつ抜かしやがりました。

スリッパで頭ぶん殴ってやろうかと思ったけど、そこは大人の余裕で「あ、ミルクたっぷりね」と返しておきました。

スターバックスで思いしたけど、スターバックス貯金という節約術が一時期話題になった(俺の住んでいたカリフォルニアのとある地域で)。

なんのことはない。単にスターバックスに行くのを止めればお金が貯まるというだけ。

確かに高いしのう。

で、俺は日本に帰ってからスターバックスには一度も行ってません。別に件の節約術を遂行しているわけではない。

あちらではカップのサイズがTallから始まり、Grande、Venti(いわゆるバケツサイズ)の三種類。日本ではお猪口みたいなクソ小さいSmallから始まってTall、Grandeで同じく三種類、なのだが。

実は米国で俺のいたエリアのTallと日本のSmallの値段がほぼ同じ。

そんなわけで日本でスターバックスのコーヒー飲むのが馬鹿馬鹿しくなったのであった。

古今集とIsolated showerとUPS

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相変わらず暑いけど、夜になれば虫の音が目立つようになってきた。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という古今集の歌を思い出す。

これこそ日本。

俺が2年と半ほど住んでいたカリフォルニアのとある地域では、季節は雨季と乾季の二種類しかなかった。

3~4月頃からずーっと晴れ。晴れ。天気予報見る必要なし。

で、11月頃から雨季に入るが、雨季と言っても日本の梅雨のようにダラダラ降るわけではなく、思い出したようにパラパラと降る。それも日本のように広範囲で同じように降るのではなく、とても局地的。ある場所では大粒だけど、ちょっと行くと霧雨、さらに進むと普通に晴れてたりする。

天気予報ではこれを”Isolated shower”などと表現したりするが、まさにisolated(孤立した)という表現がぴったり。

だから雨が降ったとしても、空の様子は日本のどこまでも薄暗い雨空とは違い、雲の濃淡があったり、遥か先には日が射し込んでいたりと表情豊かで見ていて飽きない。

それでも年に2,3回は”Storm”がやってきて、とは言っても台風を経験してれば大したことはないのだけど、まあまとまった雨が降る。まとまった雨が降ると平気で停電する。呆気ないくらい。信号とかも死亡。

そういうときは、お巡りさんが一時停止の看板をそういった交差点に置いていく。皆慣れたもので、きっちり一時停止して互い違いに交差点を通過していく。まったく混乱は見られない。つまりチャメシゴトなんである。

雨で停電するのはチャメシゴトなのに、なぜ手を打たないかというと、抜本的な対策するより、その場その場で対症療法的に対応したほうが安いからだそうだ。

その是非は置くとして、俺のような技術者貧民街の住人は、停電となるとそりゃもう胃が痛くなる。

赴任して最初の雨季でかなり痛い目に遭って、それから相当量の稼働とお金を割いてガッチリ停電対策をした。

特にUPS。日本にいたとき、俺の中ではどっちかっていうと保険的な意味合いもあったけれど(いやもちろん大事なのは分かってましたよ)、あちらで日常必須品レベルにまで昇格しました。

UPS最高。でもバッテリーは軽くしてください。